精霊のペンダント ネタバレ116話！バイルの命日を迎えたバユルとランデルト公爵

バイルの命日

バイルの命日、それはランデルト公爵とバユルにとって、いつもと違う日です。

ところが今年は、二人は去年までとは少し違う過ごし方をするようでした。

精霊のペンダント116話のネタバレ込みあらすじ

バイルの命日の過ごし方

被災地のお見舞いが終わり、バユルはイノセント、シェイム、テンペスタをねぎらいました。

できることはやって、あとはランデルト公爵にもう少しお母さんの話を聞きたいところですが、それは帰ってからにすることに決めます。

もうすぐバイルの命日なのでした。

その日、ランデルト公爵に呼び出され、日課の朝の報告をするように言われたサダード卿は驚きました。

なぜなら、去年まではバイルの命日の日はいつもと違う過ごし方をしていたからです。

まさか今日が何の日か忘れたとか…と思いましたが、さすがにそれはないだろうと考えながら、ロイアン皇帝が首都に入ったことを報告しました。

ロイアン皇帝の護衛は全部で100名ほど。

多くもなく、少なくもない微妙な数です。

ランデルト公爵は、もしなにかするつもりなら近衛隊ではないところに達人を忍ばせるはずだから気をつけろと伝えました。

それからキャリングストンアカデミーの理事長についてわかったことはあるかと公爵は尋ねました。

サダード卿はまだ調査中だが、巨額の寄付金の出どころがわからないのが怪しいと伝えます。

実はバレリー家は貴族ではあるものの、領地はなく、事業をたたんでからかなり経つので、いったい何から収益を得て、寄付金を出すことができるのかが不明なのです。

公爵はバユルの親友であるライの親でもあるので、慎重に調査を続けるよう命じました。

それから絶望の神については、と訊かれたサダード卿はハミルトンには資料がないので難しいと答えます。

神殿に尋ねれば良いのかもしれませんが、サダード卿は神殿の人は忙しいだろうからとまだ頼んでいなかったのです。

ランデルト公爵はサダード卿は何があっても命令をこなしてくれると思っていると肩に手を置きました。

そして、これからはバイルの命日であっても普通通りに過ごすから気を遣うなと言い残してアジサイの花束を持って出ていく公爵をサダード卿は見送ります。

その頃バユルもアジサイの花束を持って、バイルが亡くなった川へ来ていました。

バユルがまたこの場所に来られるようになるまで2年かかりました。

アジサイは、花の色がお母さんの髪の色に似ているとバイルが話していた花です。

バイルのことを思い出し、バユルは川辺で涙を流しました…。