お兄様を誘惑するつもりだったのに！ネタバレ42話｜ベガ男爵に絡まれるクララ

クララが迷子になった森についてわかったことは？

以前、パリスにピクニックに行ったときに迷子になったクララ。

サモラで出会った神官がパリス出身だと知って、あの森について何かわかるのではと期待しますが…。

そしてバスティアンが神殿で祈りを捧げている間、クララはある人物とのトラブルに巻き込まれます。

お兄様を誘惑するつもりだったのに！42話のネタバレ込みあらすじ

妖精の森

パリス出身の神官ならあの森について何か知っているかと期待して尋ねたクララでしたが、その返答は特に変わったことはないというあっさりしたものでした。

わかったことは、あの森が昔から「妖精の森」と呼ばれていることだけです。

そのわりに妖精を見た人は一人もいないと神官から聞いたものの、クララは自分が経験したことはもしかしたら妖精のしわざかもしれないと思います。

もし妖精のせいだとしたら、なぜ自分にベローナではない景色を見せたのか聞いてみたいとクララは思うのでした。

神官たちと別れたクララはバスティアンがいる神殿へ向かいました。

バスティアンは神は信じないと言っていたのに、意外と熱心に祈っています。

クララは疲れてしまい、途中で抜け出しました。

すると神殿の前で、バスティアンに会いたいと騒ぎ、神官たちと揉めている貴族がいます。

彼はサモラを治めるベガ男爵でした。

バスティアンにおべっかを使いに来たようだったので、クララはバスティアンの機嫌が良くないから別のときにしたほうが良いとベガ男爵に声をかけました。

ところが、神官たちがクララを王女さまと呼ぶのにもかかわらず、ベガ男爵はクララのことを王女だとは信じなかったのです。

王女さまがサモラに来たことは今までに一度もない、目の色が紫なだけで適当なことを言うななどと言いたい放題。

そんな失礼なベガ男爵がクララを指差したとき、クララはその指に魔力石の指輪がはまっているのに気づきました。

魔力石の採掘量は減っているはずでは…？

男爵が魔力石の採掘量が減っているから税金を下げてほしいとバスティアンに手紙を送ったのをクララは知っていたのです。

そこで、魔力石が減っているのではとクララが指摘すると、男爵はそんなはずはない、たくさんあるから城に来れば見せてやろうと慣れなれしくクララの腕をつかみました。

つまり、魔力石の採掘量が減ったというのは、税金を安くするための嘘だったのです。

腕をつかむ男爵に、クララは離してほしいと顔をしかめ、神官たちも慌てて男爵を遠ざけようとしましたが、男爵はそれでもクララが王女ではないと信じて疑っていません。

しかし次の瞬間、現れたバスティアンにベガ男爵は殴り飛ばされました。

バスティアンの逆鱗に触れた男爵はようやくクララが本当に王女であることに気づき、許しを乞いますがバスティアンが許すはずはありません。

バスティアンはクララがまた自分に無礼を働いた者を許すと言い出すのではないかと考えましたが、今回はクララはそうしませんでした。

なぜなら、ベガ男爵は魔力石の採掘量について嘘をついていたからです。

クララの話を聞いてバスティアンは男爵の城を調べるように命じました。

ベガ男爵は床に這いつくばったまま、クララに許しを乞いますが…。