エリシオンの新婦 ネタバレ3話【コミコ漫画】いつかは消える地球への名残とエリシオンの階級社会

エリシオンの人々は星の祝福を受け、強力な魔力を持つ代わりに男性として生まれること、そのため他の星から女性を魔法で連れてくることが許可されていること、その儀式は3年に1度行われていることなどです。

社会教育の先生も結奈たちと同じく地球から召喚されましたが、ここに長くいるにつれて自分の名前を忘れていったとのこと。

結奈はいつか自分もそうなるのだろうかと考えながら歩いていると赤い服を着て高級そうな装飾品をつけた女性にぶつかりました。

結奈はすぐに頭を下げますが、彼女はじっと結奈を見つめたまま無反応でした。

その彼女の正体は執事から聞かされます。

その女性は結奈が所属する平民の「ペザント」よりは上の階級である「ドミナント」に属しているとのこと。

結奈は彼女が後で家に抗議しに来ないかと心配になりながらも奴隷市場に行きます。

奴隷制度に戸惑いながらも、結奈は2人の奴隷の少年を召使いとして迎え入れます。

夜になり、結奈は執事からエイバンと一緒に風呂に入る予定が入れられていると言われました。

異性と一緒に風呂に入ることに抵抗がある結奈は一人で入ろうとしましたが、エイバンに出会ってしまいます。

乗り気ではない結奈にエイバンは何もしないから一緒に入ろうと誘ってきたのでした。

エリシオンの新婦3話のネタバレ込みあらすじ

いつか私も忘れるのかな

性教育の授業が終わった後、結奈は次の授業の教室に移動します。
次の授業は初級の社会教育です。

先生が説明したのはエリシオンの事情についてです。

エリシオンの人間は星の祝福を受け、強力な魔力を生まれ持つ代わりに男性の体で生まれること、そのためエリシオンには他の星の女性を魔法で連れてくることが許可されていること。
3年に1度儀式を行い、星に選ばれた女性を召喚すること。

そのために結奈たちはここに連れてこられたとのことです。

先生の説明が終わると、一人の女性が手を挙げます。
どうして自分たちが選ばれたのかと質問しました。

手を挙げた女性には面倒を見ている家族が6人おり、地球の家族たちは自分が召喚されたことで面倒を見てくれる家長を失ったと事情を話しました。

先生は彼女に同情をし、答えるのはこれだけだと言います。
全てはエリシオンの意思であると。

先生も同じく召喚された身であり、結奈たちと同様に悩んでいたとのこと。
しかし、星の意思を受け、時が経つと共に地球にいた時の名前を思い出せなくなったそうです。

ここで自分自身の人生を生きてほしいこと、そして全員の現在が必ずエリシオンに来た理由になるだろうと先生は言いました。

授業が終わった後、結奈は先生が言ったことについて考えながら歩いていました。

自分がここに来たのは何か理由があるのかと。

自分も先生と同じように地球にいた頃の記憶が薄れていくのだろうかと信じられないと同時に不安になりました。

身分社会と奴隷の少年たち

考えに耽っていた結奈はとある女性と肩がぶつかりました。
結奈が女性に謝りますが、彼女は何も言わずに結奈をじっと見つめています。

無反応な彼女に結奈は怒っているのだろうかと冷や汗をかいていると自分の名前を呼ぶ声がしました。
声の主は執事で迎えに来たとのこと。

結奈は返事をして、もう一度彼女に謝ってから早く帰ろうと振り向きます。
しかし、彼女はどこかにいったのかその姿がもうありませんでした。

馬車に乗ってぼーっとしている結奈に先ほどの女性は友達かと執事が尋ねます。
赤い制服を着た先ほどの女性はドミナント階級の人とのこと。

結奈は彼女の服装を思い出します。違う色の制服を着ていたこと、そして高そうな装飾品をつけていたことを。

上の身分の人であると知った結奈はあの時土下座をするべきではなかったかと悔やみ、生意気な人だと言って家に来るのではないかと不安になったのでした。

エリシオンは徹底した階級社会で成り立っており、最も高い階級が「リード」と「ドミナント」、自分の支援者であるエイバンは高い階級に属しています。

この二つの階級は社会の存続に最も大きな影響を与える階級で彼らの階級を象徴するのが赤色とのこと。

この階級の男性を5人以上夫として迎えた女性が堂々と赤い服を着れるそうです。

その他の階級は3階級「スカラー」象徴色は青色、4階級の「ミドラー」金持ちの平民階級、結奈が属しているのは5階級「ペザント」でエリシオンの9割近くの平民が属しています。

これより下の最後の階級に属しているのが奴隷市場にいる奴隷たちとのことです。

奴隷市場を歩きながら結奈はディベルタで掃除していた子たちはもしかして奴隷なのだろうかと複雑な思いを抱きます。

執事が少年の召使いを売っている場所を案内します。
結奈は自分が選ぶことに驚きました。

執事はうなずき、良い子供を選ぶコツを教えると言いました。
結奈は自分が奴隷を選ぶ経験をするとは思わなかったと乾いた笑みを浮かぶのでした。

執事曰く、少年召使いは一定の年齢になったら新しく買い替えなけらならないとのこと。
そのため、1人は小さい子、もう1人はすぐに仕事をさせられるように少し大きい子を選ぶとよいとアドバイスします。

結奈がきょろきょろと見渡すと二人の少年に目がつきます。
ひざを少しだけかがんで、少年二人に一緒に行かないかと誘います。

帰りの馬車で結奈は執事に二人の少年が大きく鳴ったら手放すのかと尋ねます。
執事はそうであると答えながらも、結奈は変わっていると驚きます。階級の異なる奴隷を一緒の馬車に乗せることはエリシオンでは見られない光景とのこと。

結奈が暮らしていた日本では奴隷制度が廃止されていること、そのため二人の少年には苦労してほしくないと自分の思いを述べます。

結奈の希望を聞いた執事はエイバンも結奈の希望を聞いてくれるだろうと申し上げました。

一緒に風呂ですって！？

夜、結奈が執事に風呂に入ってもよいかと尋ねます。
執事は、エイバンから結奈と一緒に浴室を使用できるよう準備することを命令されたと伝えます。

結奈は異性と風呂を一緒に入ることに戸惑い、一人で入ると顔を真っ赤にします。
執事は手伝いの者を呼ぼうかと尋ねると、結奈は大丈夫とその場を離れました。

エリシオンの人たちは恥じらいがないのだろうかと悶々しながら歩く結奈ですが、性教育の課題である男性のエストラを1回以上受け取ることを思い出しました。

立ち止まった結奈は課題をやらなければならないことと、風呂じゃなくて寝室で済ませればいいよねと考えていると荷物を持とうかと声をかけられます。

返事をした結奈が声の主を見上げるとエイバンでした。
エイバンが一緒に風呂に入ろうと誘いますが、結奈は恥ずかしいと答えます。

自分と入るのが嫌なのかと尋ねたエイバンに結奈はそういうわけじゃないと照れます。そんな彼女にエイバンは提案しました。
スキンシップや魔力交渉が嫌なら、何もしないと。

本当に何もしないのかと気になる結奈にエイバンは一緒に行こうと微笑みかけたのでした。